
格安SIMに乗り換えた後に後悔したこと5つ【現役店員が正直に】
2026-07-17 公開 · 2026-09-23 更新 · 約8分で読めます
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現役の携帯ショップ店員(勤務10年以上)が書いています。日々の接客で実際に見聞きした内容をもとに、店頭の実情を書いています。プロフィール
「格安SIMにして後悔した」という人の共通点
携帯ショップで働いていると、格安SIMから大手キャリアに戻ってくるお客さんに出会う。
「なぜ格安SIMにしたのか」「なぜ戻ってきたのか」——その理由を10年分聞いてきた。
この記事では、格安SIMで後悔する人の共通パターンと、それでも乗り換えを勧める理由を正直に書く。
この記事でわかること
- 格安SIMで後悔する5つのパターンと、後悔しやすい人・しにくい人
- キャリアメールを引き継ぐ方法(持ち運びサービス)
- 後悔しないための乗り換え前チェック
後悔その①:昼間・夕方に通信が遅くなった
最も多い後悔がこれだ。
格安SIM(MVNO)は大手キャリアの回線を借りて提供している。ユーザーが集中する昼(12〜13時)と夕方(17〜20時)は通信速度が落ちやすい。
お客さん
筆者
後悔しにくい人:自宅のWi-Fiが中心で、外出先での動画視聴は少ない人。
後悔しやすい人:外出先でのデータ通信が多く、特に昼に動画・SNSをよく見る人。
後悔その②:サポートが店頭で受けられない
格安SIMにはショップがないか、あっても少ない。問い合わせはWeb・チャット・電話になる。
お客さん
大手キャリアはショップで対面サポートを受けられる。その安心感を格安SIMは提供できない。
後悔しにくい人:スマホ操作が得意で、トラブル時も自分で調べて解決できる人。
後悔しやすい人:スマホの操作に不安があり、困ったときに人に聞きたい人。
後悔その③:家族割が使えなくなった
大手3キャリアには「家族割」がある。家族みんなで同じキャリアにすると月額が割引される仕組みだ。
自分だけ格安SIMに変えると、家族の家族割の恩恵が減る場合がある。
お客さん
家族全員でキャリアを統一している場合は、乗り換え前に家族に相談することを強くすすめる。
後悔その④:キャリアメールが使えなくなった
@docomo.ne.jp、@softbank.ne.jp、@ezweb.ne.jpなどのキャリアメールは、そのキャリアを解約すると使えなくなる。
長年使っていたメールアドレスに登録していたサービスの連絡先変更が大変、という後悔がよくある。
事前にやること:乗り換え前に主要なサービス(銀行・ショッピングサイト等)のメールアドレスをGmailなどに変更しておく。
なお、どうしてもキャリアメールを残したい場合は、「メール持ち運びサービス」が使える。ドコモ・au・ソフトバンクとも月額330円(ソフトバンクは年額3,300円も)で、解約後もアドレスをそのまま使える。ただし解約から31日以内の申し込みが必須で、過ぎるとアドレスもデータも消えてしまうので注意。
後悔その⑤:初期設定が自分でできなかった
格安SIMはAPN設定(ネットワーク設定)を自分で行う必要がある場合がある。これが苦手な人には大きな壁になる。
お客さん
最近は各社の案内が丁寧になっているが、「届いたらすぐ使える」とは限らない。
それでも格安SIMを勧める理由
正直に言う。節約効果は本物だ。
大手キャリアで月8,000〜10,000円払っている人が、格安SIMに変えると月1,500〜3,000円になることは珍しくない。年間で6〜10万円の差になる。5年なら30〜50万円。ちょっとした旅行にも、NISAの積立にも回せる金額だ。
10年携帯ショップで働いてきて、「格安SIMに変えて後悔した人」より「もっと早く変えればよかった人」の方がずっと多い。そして後悔の多くは"知らなかった"ことが原因だ。この記事のポイントさえ押さえておけば、たいていの後悔は避けられる。
筆者
自分の使い方を確認してから乗り換えを検討してほしい。
こんな人は格安SIMで得しやすい
10年見てきて、格安SIMに変えて「よかった」と言う人には共通点がある。
- 自宅・職場にWi-Fiがあり、外での大容量通信が少ない
- スマホの基本操作に困らない(設定を自分でできる)
- 毎月のデータ使用量が20GB以内に収まっている
- 大手キャリアで無制限プランなのに、実際は数GBしか使っていない
特に最後のパターンは本当に多い。「無制限だから安心」と高いお金を払い続けているなら、格安SIMは有力な選択肢だ。
「安く」以外の"譲れない条件"を、先に決めておく
10年見てきて、後悔する人としない人の一番の違いはここだと感じる。それは「安さ」だけで選んでいないことだ。
「とにかく安くしたい」——その気持ちはよく分かる。でも、安さだけを基準にすると、通信速度・サポート・家族割といった「自分にとって本当に大事なもの」が抜け落ちてしまう。そして後から「安くはなったけど、昼に繋がらない」「困っても聞ける人がいない」と後悔する。
だから乗り換え前に、「これだけは譲れない」を1つか2つ、先に決めておくといい。
- 「昼休みに動画を見るから、速度は落としたくない」
- 「困ったときは、店舗で相談したい」
- 「家族と同じ料金体系にしたい」
これを決めておくだけで、選び方がガラッと変わる。「一番安いのはどれ?」ではなく「この条件を満たす中で、一番安いのはどれ?」と探せるからだ。
店頭で相談するときも同じだ。「安くして」とだけ言われると、こちらも安いプランを出すことしかできない。でも「昼に動画を見る」「あまり詳しくない」といった"自分の事情"まで話してくれるお客さんには、その人が後悔しない選択肢を本気で提案できる。要望(安くしたい)だけでなく、期待(何を大事にしたいか)まで伝える——これが後悔を防ぐ一番のコツだ。
安さは、あくまで手段。目的は「快適に、不安なく使えること」。そこさえ見失わなければ、格安SIMはあなたの心強い味方になる。
後悔しないための乗り換え前チェック
5つの後悔は、事前準備でほとんど防げる。乗り換え前に、この5点を確認しておこう。
- 通信速度:外で昼・夕方に動画やSNSを多用するか(するなら大手系サブブランドも検討)
- サポート:困ったとき自分で調べられるか(不安なら店舗ありのUQ・Y!mobileが安心)
- 家族割:家族と同じキャリアで割引を受けていないか(乗り換え前に家族へ相談)
- キャリアメール:登録先を変えるか、持ち運びサービスを使うか決めておく
- 初期設定:APN設定など、自分でできそうか確認しておく
この5点をクリアできれば、格安SIMの節約メリットを、後悔なく受け取れる。逆に言えば、この準備を飛ばして"なんとなく"で乗り換えることが、後悔の最大の原因だ。だからこそ、5分の下調べを惜しまないでほしい。
格安SIMの選び方や節約額のシミュレーションは格安SIM料金シミュレーターでもチェックできる。
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この記事を書いた人
会社脱出ラボ管理人(携帯ショップ店員・30代)
携帯ショップに10年以上勤務。リベ大YouTubeをきっかけにインデックス投資を開始し、資産450万円→2,395万円を達成。 Claude AIでIT知識ゼロからブログを構築。「会社に依存しない生活」を目指して実験中。