「めんどくさい」と思っている間に失っているお金の話
「めんどくさい」と思っている間に失っているお金の話
2026-06-20 公開
📋 この記事の目次
「めんどくさい」は正直な気持ちだと思う
格安SIMに乗り換えた方がいいのはわかってる。 NISAを始めた方がいいのはわかってる。 副業を始めた方がいいのはわかってる。
でも、めんどくさい。
これは別に怠けているわけじゃない。人間の脳が「変化」より「現状維持」を楽と感じるように作られているからだ。
ただ、その「めんどくさい」には値段がついている。
「めんどくさい」の値段を計算してみた
格安SIMに乗り換えない場合
大手キャリアのまま月8,000円払い続けると仮定する。 格安SIMに変えると月3,000円になる場合、差額は月5,000円。
1年で6万円、10年で60万円。
乗り換えにかかる時間は、手続き込みでだいたい2〜3時間。 60万円を2時間で稼ぐアルバイトはない。
NISAを始めない場合
毎月3万円を積立NISAで運用した場合(年利5%と仮定)、 30年後には約2,500万円になる計算だ。
始めるのを1年先延ばしにするたびに、将来受け取れる額が減っていく。 「来月から始めよう」が何年も続くと、数百万円の差になる。
僕自身、積立NISAで資産が500万円から2,300万円になった経験がある。 始めたのが遅ければ、この数字は全然違った。
副業を始めない場合
月3万円の副業収入を1年先延ばしにすると、36万円の損失だ。 3年先延ばしにすれば108万円。
「いつか始めよう」の「いつか」は、意外と来ない。
なぜ人間は「めんどくさい」と感じるのか
心理学的に言うと、3つの理由がある。
①現状維持バイアス 人間の脳は「変える」より「そのまま」の方が安全と判断する。 新しいことを始めるには、調べて・決めて・動くというエネルギーが必要で、それが「めんどくさい」として感じられる。
②損より得を感じにくい 「月5,000円節約できる」という得より、「今すぐ手続きする手間」という損の方が大きく感じてしまう。 得ることの喜びより、今の不快を避けることを優先する本能がある。
③「後でやろう」の罠 緊急じゃないことは後回しになる。 格安SIMに乗り換えなくても、今すぐ死ぬわけじゃない。 だから優先度が上がらず、ずっと先延ばしになる。
「めんどくさい」をなくす一番簡単な方法
結論から言うと、**「5分だけやってみる」**が一番効く。
格安SIMなら、まず今使っているキャリアのアプリで月額料金を確認するだけ。 NISAなら、証券会社のサイトを開いて口座開設ページを見るだけ。 副業なら、やってみたいことを1つ紙に書くだけ。
「やり切る」じゃなくて「触ってみる」だけでいい。
人間の脳は、一度始めたことは続けやすい性質がある(作業興奮と呼ばれる)。 「めんどくさい」のピークは始める前だ。始めてしまえば、意外と動ける。
携帯ショップで毎日見ていること
僕は毎日、「めんどくさい」で損をしていたお客さんを見ている。
機種変更のタイミングでプランを見直したら、月5,000円安くなった。 知らないうちに契約していたコンテンツサービスを解約したら、さらに2,000円下がった。
「もっと早く来ればよかった」と言う人が多い。
でも責めることはできない。めんどくさいは本物の感情だから。
ただ、「めんどくさい」を先延ばしにするたびに、静かにお金が消えていくという事実は知っておいてほしい。
まとめ
「めんどくさい」と思っている間に失っているお金を整理すると:
- 格安SIM乗り換えを1年先延ばし → 6万円の損
- NISA開始を1年先延ばし → 将来の数十万〜数百万円の差
- 副業開始を1年先延ばし → 36万円の損
全部合わせると、1年の先延ばしで100万円近い差になることもある。
「めんどくさい」には値段がある。
まず5分だけ、今すぐ動いてみてほしい。